「どうだ、そなた城へきて 私のためにお茶を入れぬか」
その一言がはじまりだった。
国王陛下のためにお茶を入れる薬師の ソリ
悩み傷つきながらも、国王たらんとする若き王 セヴェリ
一杯のお茶のやりとりのなかで、惹かれ合うふたりは、いつしか陰謀に
巻き込まれていく
「国王とは不便なものだ、好きになった女一人、側におけぬとは。
もし、私が国王でなく、ただの男だったら......
私を受け入れてくれたか」
「はい、生涯を愛し抜く唯一人の人として」
心が通い合っても、様々な障壁が二人の前にたちはだかり、最大の危機が
国王セヴェリを、襲う。
二人は運命に抗えることが、できるだろうか?
マカロン文庫にて書籍化されることになりました!
大幅に書き直し、ラストも変わっています。
胸キュンシーンもふやしました!
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国王陛下の専属薬師として、城に強引に連れてこられた町娘・ソリ。強引で尊大な振る舞いばかりする国王・セヴェリだったが、その裏には孤独と誰よりも深い優しさを持っていた…。「口直しは甘いキスがいい」――ソリの煎れた苦いお茶を口にすると、セヴェリがキスを甘く迫ってきて…。ある日、国の政権を握る役官の陰謀や国王の后選びの騒動に巻き込まれ、ソリは命を狙われてしまう。決して結ばれることのない、国王×町娘の恋の行方は…?