推し。それは心のオアシス。
わたしにとっては、遠く手の届かないところから応援することこそが幸せ。
それなのに──
「天羽です。今日からクラスメイトとして、ぜひ仲良くしてください」
なっ、なっ、なんと推しがうちのクラスに転校してきた!?
……うそでしょ
˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆。˚
残念美少女。推しにはガチ恋しない、同担歓迎。
武藤 瑞紀(高1)
Muto Mizuki
×
実力派イケメン若手俳優。瑞紀にガチ恋して欲しい。
天羽 恭(高1)
Amabane Kyo
˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆。˚
「ねえ。画面の中の俺じゃなくて、ちょっとは目の前にいる俺を見る気ない?」
「ぬおあぁっ! ど、どこから降臨なさったぁぁ!?」
お願いですわたしに興味を持たないでください近づかないでくださいわたしの肺を通った空気を恭くんが吸うなんて可能性とても耐えられませんいやマジで(早口)
※表紙イラストはトワツギ様のフリーイラストをお借りしています
2023/5/20 完結
Rio様
レビューありがとうございます❣️
目次
- プロローグ
- 1.
- 推しとは共有すべきものである
- 日常をぶち壊す転校生
- 死因:ファンサ過多
- 適応能力にも限界はある
- 恭くんの素晴らしさを語り合える同志は歓迎です
- 2.
- 映画はとりあえず二回見る
- 推しとデートをすることになってしまった件
- それはずっと恋だった
- 逃げないで、正面から見てよ
- 3.
- この告白は、再放送
- プロが見学に来たら素人集団はパニックになる
- オフショットは尊い
- これが、俺の愛してやまない人だ
- 元々、こちらの世界の人間だ
- 4.
- 昔の話をしよう
- 知ってるつもりでいた
- 外から見るあの世界は、美しかった
- 私にとっては大きな秘密
- 5.
- 君ならやれたりしない?
- 絶対に、後悔する
- アドリブはあんまり得意じゃないんだけど
- エピローグ
- あとがき
- おまけ