★★★★★
ファッション誌内の連載小説みたいな完成度
計6組の男女の恋愛を細やかに描いています。
壮大な相関図がたしかにあって、その一つ一つの矢印が増えて繋がりが生まれるたび、あっと驚かされました。

ひねくれたアラサーの私からすると、真希と太一の異母姉弟疑惑や彼らの20年前から10年前のエピソードは、メルヘン過ぎて作風に合わない気がしました。

それは、この作品が、甘くない男女の愛の現実を、年代や性別を超えた登場人物を通して描いていたからこそ、でしょう。


ともあれ、この作品には脱帽で、母娘で不倫や離婚をする、そういった家族の業みたいなもの、不倫夫の因果がきちっと納まった場面など、人生の悲喜こもごもがなんと300ページに満たない枚数で書き上げられていて、とんでもなく秀逸だと思いました。

このサイトの運営が求めるオトナのセクシーもふんだんに織り込まれています。
驚かされました。
貴方も、ぜひ読んでください。
嵐 万凛子
13/03/31 02:10

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