舞う風のように
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部屋のすぐ前で悲鳴が聞こえた。


複数の気配が一気に消える。




この階にある気配を探った。

ここにはもう、沖田総司と俺。二人しかいないようだ。




俺は今気配を隠していない。

彼ならば、すぐに気付くだろう。




殺気が近づいてくる。


刀を抜くと、襖に向き直り入って来るであろう沖田を待つ。





自分は長州の者ではないが、新撰組はそれを知らない。きっと戦う事になる。




殺す気はない。殺される気もない。

相手を気絶させれば済むこと。




自分が会津の出した間者だと知らせる証拠はない。




恐らくこのまま屯所へ連行されるだろう。
ま、大人しく拷問されるつもりも無い。










スパーーーーーーン!!!





さぁ、容保公お預かりの新撰組の実力。しかと、見せてもらおうか。





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