舞う風のように




「…そうかな?」




沖田の三段突きは、絶対に避けられないと有名だ。




勢い良く突いて来る沖田。



…だが。

「…え?」





沖田の刀は、虚しく空を裂いただけであった。





沖田は慌てて後ろに振り向いたが、もう遅い。


瞳に映った、変わらぬ笑みを浮かべる由紀の姿。








一瞬後。

瞬時に背後へ回っていた由紀の刀の柄が、沖田の鳩尾へ食い込んだーーーー




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