誰もしらない世界
それから数日がたち、れいかは杉浦に呼び出された。
いつものように鉄のドアの施錠を開けてもらい中へ入る。

杉浦がソファーに座りながられいかに話かける。

杉浦「そうくると思ったよ。」

れいかは杉浦をじっとみる。

れいか「世の中お金よ。タダじゃやれないわ。」

杉浦は笑う。

杉浦「お前も変わった女だな。」

れいか「変わってなんかないわ。ただ私はそれを仕事としてやるだけよ。だってあの女が、絡んでいるんですもの?」

杉浦「歩か?」

れいか「歩よ。むかつくのよ、あの女。」

杉浦は笑う。

杉浦「何がそんなにいらつくんだ?金か?」

れいか「それもあるけど、それだけじゃないなにかよ!とにかくむかつくのよ!」

そう言ってれいかはふてくされる。
そんなれいかを見て杉浦は笑う。

杉浦「はっ…」

れいか「もー!笑わないでよ。で、いくらくれるのよ?」

杉浦「2000万だ。」

れいか「2000万ね。わかったわ。」
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