謝罪のプライド
どうしてそんな風に自分を卑下しちゃうのかなって、亜結に対してだったら思える。
私も、一年前には似たようなことで悩んでいたのにね。
つまり亜結は、ほんのちょっと勇気が出るような言葉が欲しいだけなんだ。
「分かった! 妊活頑張ろう?」
ホントにするかどうかは置いておいて、今は亜結の背中を押すのが先決だ。
「ホント?」
「でも、私がすぐ妊娠するかなんて分からないよ?」
「それは私だってそうだわ」
結局のところ子供というのは授かりもので、私達の勝手にはならない。
「もし亜結だけが先に妊娠しちゃっても、どんな相談にも乗るから大丈夫」
にっこり笑うと、亜結はホッとしたように笑う。
「じゃあ飲もう! 飲み納めになるかもしれないし?」
「いや、私の結婚式まではやめてよ? 披露宴でお酒でるけど」
「あーそうだったね。まあでも、馬鹿騒ぎできるのは女二人の時よ、飲むわよー!」