碧空に、華。


微笑んだ彼は、再び俺を、輝く鋭い瞳で見つめた。



「貴方が居れば、俺達は生きてゆける」



そう言った俺に、副長は照れ臭そうに笑い、再び口を開く。



「いいや、俺がいなくても、導く人がいなくても。

あいつらは、前を向いて歩いていける」



低く、透き通った深い川のように強かな声。


ハッと顔を上げ、副長の顔を見て――――俺は、息を呑んだ。

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