真夜中の魔法使い
この前は「考えておいて」と言っていたのに。
知らない間に決定事項になってしまっていたなんて。
まあ女の人だし、お兄ちゃんと付き合いが長いなら心配はいらないだろうけれど。
むすっとするミユウと決まりの悪そうなミナト。
それに対してナツキさんは兄妹の間の微妙な空気を全く気にぜず、ハイテンションだ。
「だってミユウちゃんの家庭教師だなんて、光栄じゃない!またとないチャンスだと思ったのよ。」
「えっと・・それはどういう意味で?」
さっきからナツキさんの言葉の意味が分からず、ついていけない。