真夜中の魔法使い
今となっては普通通りにしていられるが、事故が起こった後数年間はクリスマスは一年間で最悪な日だと思っていた。
もちろん飾りつけなどは一切しなかったし、二人して家に閉じこもってじっと悲しみに耐えていた。
時間が経った今になってやっと、兄妹してふさぎ込んでいることを両親はよく思わないだろうと考えられるようになった。
「そしたら、余計に頑張らないとね。」
少しでも成長した成果を、お父さんとお母さんも見てくれたらいいな。
窓の外では雪がとめどなく舞い降りてきている。
明日の朝には相当積もっているだろう。
クリスマスはもうすぐだ。