専務が私を追ってくる!




あれから、7年。

夏のある日、私はソファーに寝転がり、携帯電話でとあることを調べていた。

「え〜なになに? 7歳の猫は人間でいうと44歳だって!」

「にゃーお」

「ミカ、あんたいつの間にか私より年上じゃん」

「にゃーん?」

赤ん坊だったミキとミカは、あっという間に成長していった。

一年も経たずに今の大きさになったから、人間と猫で流れている時間が全然違うのだと実感させられた。

ここ数年はむやみに暴れることもないし、2匹でしっぽり日向ぼっこに興じていることも多い。

「みゃーおみゃーおみゃーお」

玄関の方からミキが勢いよく走ってきた。

そして寝転がっている私のお腹にドーンと乗りかかる。

「ミキ、今お腹はやめて……」

「みゃーおみゃーおみゃーお」

ミキがこの鳴き方をする時は決まっている。

修が帰ってくる音を聞きつけた時だ。

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