吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜
立花さんが受けた傷口がじわりと赤く滲んでいる、
それでも僕は戦わなくてはいけないから...
こんな弱くて醜い僕をどうか...許して下さい
「闇魔法...漆黒の混沌たる龍よ、その姿を表せ。」
今度の闇魔法は手の形ではなく、鋭い牙を持つ黒龍へと見た目を変形させる。
この形態に呑み込まれたら一瞬で終わりだ、
もう二度とこちら側に戻れはしない。
永遠に続く闇の中で、身動き一つ取れずにひたすら時が経つのを感じることしか出来ない空間に閉じ込められる。
最悪で最恐の闇魔法...それでも今出せる切り札がこれしかないから、使わせて貰うよ。
「さあ...いけ」