吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜
軽く右手を持ち上げれば、応えるかのように辺り一面に咲いてる彼岸花が固体から液体状に変わる。
押し寄せる津波のように、私の周りに赤色の彼岸花だった...赤い液体が集まっていく
「...何を、?」
理解出来ないという表情をしている南雲君を見て、
この世界について説明していなかったと気が付く
「...ブラッディ・エンド・ザ・ワールドは、
過去に純血種が暮らしていた別空間...今は誰にも知られていない″私だけの場所″」
別空間といっても異世界なわけではなく、
間違いなくこの世界のどこかしらに存在している。
人々の目で確認出来る場所にない...ただそれだけ。
この空間に入るために鍵を開けることが出来るのはもう私しかいない。
接続するには桁外れの魔力と高貴な純血種の血筋であることが絶対不可欠。
対象外たる者が無理やりこの空間に侵入した場合...容赦なくその存在が彼岸花と化してしまうのだ。
この世界にいる間、純血種...私は最強になれる。
辺り一面に咲いてる彼岸花は私の血と連動して、
自由自在に操ることが出来るから。
″血の無限倉庫″、と言えば分かりやすいだろうか。
支配者に招かれた客人のみ彼岸花と化さないでこの世界にいることを許される。