吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜
空間の支配者は私、招かれた客人は南雲君。
今の私を止めることが出来る人は″ここにはいない″
さあ、そろそろ血が集まって来た頃合。
「...タイムリミット、今度こそさよなら。」
手をそっと前にかざすと球体の血がぐにゃりと歪み上下左右それぞれの方向に分散し、南雲君の身体を取り囲み...呑み込んだ。
「君を...信じたかったのに」
彼が見えなくなる寸前に聞こえた声に、口では説明出来ない気持ちになる。
「私もね...信じて貰いたかった」
もう言葉は届かないと分かっていても、言わずにはいられなかった。
謝りたくて...誤解を解きたくて、ここまで来たはずなのに、私のその気持ちは簡単に歪んでしまった。