吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜
『...これ、は.....ッ!あの時の槍!!
こんな槍すぐに.....!?力が入らない、?』
拘束を外そうと試みた様子
でも身体に全く力が入らないのだろう
この槍は対象を拘束するだけでなく身体に流れている魔力そのものを封じることが出来る
故に身体を無理に動かそうとすればする程、力が奪われていってしまう
そのことを察したのか途端に彼は大人しくなる
「...あなた目掛けて飛ばした神殺ノ血鎗が今更飛んできて少しは驚いてくれた?」
実はあの時、神殺ノ血鎗は狙いが外れて空の遥か彼方に消えたのではなくて...わざと後から連発出来るように空で槍を重複させながら待機させていたのだ
『...そりゃ、ね.....君は...そっか。
これを隠しながら俺の攻撃防いでたのか』
つまり全く本気で戦っていなかったわけだ、と言った後に落胆した様子で言葉を続ける
『俺の負け、降参するよ。それから君の言うことをなんでも聞くと約束する』
先程まで険悪だった態度はまるでなかったかのように彼は私に言葉を告げた。
「.....話を聞いてくれる気になってくれたのは素直に助かる......まずはそうね」