吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜
「...ご、めんなさい、欲しくないと言ったら嘘になる。あの時もそうだったの」
『...あの時?』
「...南雲くんの首を絞めてしまった時も、吸血衝動に駆られていて一瞬自分を見失っていた...の」
でも今はあの時以上の衝動に襲われていて
本当にこのままでは不味い
何故こうなってしまったのかは明白だった
過剰に吸血鬼の能力を屈指して戦ってしまったから.....身体に負荷がかかった結果こうなった
ただ今まで能力の過剰使用はしても、倦怠感があるだけで吸血衝動に襲われたことはない
のに
「......時間が経てば落ち着くはずだから、気にしないで」
『...そういうことだったのか
なら本当にお前は優のことが.....嫌いじゃない?』
「...嫌いではないよ」
私は南雲くんを視界に入れないために後ろを向きながら目を瞑り身体を抱きしめる
今は耐え難い吸血衝動が落ち着くのをひたすら待つしかなかった...