神様修行はじめます! 其の四
―― ギリギリギリ・・・!
「・・・・・・!」
音が聞こえそうなほどの、全身全霊を込めた締め付け。
本気で信子長老を殺そうとしている。
信子長老は、筆舌に尽くしがたい表情で悶絶していた。
眼球が飛び出そうなほど目は見開かれ、開いた口からは、断末魔の悲鳴が響く。
彼女は今にも、娘に殺される寸前だった。
あたしは、もう、完全に思考が停止してしまっていた。
目の前のあまりの光景に、頭が白いを通り越してショートしてしまっている。
なに・・・これ。なにが起こってるの?
「よせ!」
「やめい!」
門川君と絹糸の叫び声に、幻覚から醒めたようにハッとした。
そ、そうだ! 意識喪失してる場合じゃない!
「子独楽ちゃん! やめてー!」
思い切り叫んで、その勢いでドッと吐いた。
口の中・・・すごく、生臭い。これ、吐いた中に血も混じってる。
あぁ、もう、毒が本格的に全身に回ってるんだ・・・。。
意識が遠くなって、視界が、すぅっと暗く、なって・・・い、く・・・。
・・・・・・。
・・・・・・いや。
まだ・・・だ!
アッチに逝っちゃいそうな生命力を、意地で掴んでコッチにグッと引き寄せる。
たぶん今あたし、自分でも信じられないほどすげぇ人相になってるだろう。
じょおぉぉだんじゃ、ねえよ!
誰がこのまま、ここでポックリ逝くかっつーんだよ!