社内恋愛なんて
「ああ、だから、充電しに来た」


「充電って」


 笑っていると、いきなり顎を持ち上げられキスされた。


力強く抱きしめられ、身体から力が抜けていく。


「明日、朝早いんだ。だから今日は帰らないといけない。

あまり時間はないが、充電させてもらってもいいか?」


 色気を帯びた瞳で見つめられたら、断ることなんてできるわけがない。


 頷くと、今度は深いキスを落とされた。


「んっ……ちょっと待っ……」


 壁際に追い込まれ、激しいキスの嵐。


まだ、玄関なのに。


 逃れるように身体を押すと、両手も壁に押し付けられて更にヒートアップしていく。


身体が熱くなってきて、拒むのを止めると、手を引っ張りベッドへと誘導していった。


優しいけれど、強引で……。


そんなところが、とても好き。


色々な顔を見せてくれる誠一郎さんに、今日も私は溶かされる。
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