社内恋愛なんて
「どうでした?」
戻ってきた私に、受付の女子が声を掛ける。
「中に入れる雰囲気じゃないですね」
「そうなんです。静かにしてくださいなんて、とてもじゃないけど言えません」
さて、どうするか。
説明できる人間を呼んで来いと言っているのだから、営業担当者かPM営業の役職ある人の誰かが帰ってくるまで待つしか方法はなさそうだ。
でも、30分以内に戻ってくる可能性は低い。
いったいどうしたら……。
ひたすらに指示を待っている受付女子の視線をまっすぐに浴びながら、何の案も出てこない自分に冷や汗がでる。
どうしよう……。
「揉めてる部屋はどこだ」
突然後ろから声が聞こえてきて、驚いて振り返ると誠一郎さんが立っていた。
「え、部長!? 出張は?」
「今、帰ってきたところだ。
話は新藤とPM営業事務の森から大体聞いた。
説明できる人間を寄こせと言っているんだろ? 俺が説明する」
新藤とは、総務部の後輩女子のことだ。
誠一郎さんは大きな紙袋に資料を入れて、自分が説明する気満々のようだ。
戻ってきた私に、受付の女子が声を掛ける。
「中に入れる雰囲気じゃないですね」
「そうなんです。静かにしてくださいなんて、とてもじゃないけど言えません」
さて、どうするか。
説明できる人間を呼んで来いと言っているのだから、営業担当者かPM営業の役職ある人の誰かが帰ってくるまで待つしか方法はなさそうだ。
でも、30分以内に戻ってくる可能性は低い。
いったいどうしたら……。
ひたすらに指示を待っている受付女子の視線をまっすぐに浴びながら、何の案も出てこない自分に冷や汗がでる。
どうしよう……。
「揉めてる部屋はどこだ」
突然後ろから声が聞こえてきて、驚いて振り返ると誠一郎さんが立っていた。
「え、部長!? 出張は?」
「今、帰ってきたところだ。
話は新藤とPM営業事務の森から大体聞いた。
説明できる人間を寄こせと言っているんだろ? 俺が説明する」
新藤とは、総務部の後輩女子のことだ。
誠一郎さんは大きな紙袋に資料を入れて、自分が説明する気満々のようだ。