いと。

自宅に戻り、その器を見て思う。

私はどうしてこれを受け取ってしまったのだろう。

明らかに彼は、また行くことを前提として話していた。

普段の私ならバッサリ切り捨てるところだ。



なのに…



拒めなかったのは………………、



やめよう。

これ以上は答えを導きたくない。

私はまだまだ仕事で手いっぱいだ。


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