いと。
足元が覚束ない私に寄り添うように花井さんはベッドまで付き添ってくれた。
『少しはお食事も召し上がらないと。』
そう言って手際良くサイドテーブルにスープとパンと薬を用意してくれた。
「どれも美味しいですよ。さ、少しでもいいから召し上がって下さいね。
ワタクシは向こうでお掃除をしていますから何かあったら遠慮なくお呼びください。」
ニコニコとした笑顔を向け、パタパタと去っていく。
お母さんってあんな感じなのかな…
そんな疑問が湧きつつ、私はそのスープを口にした。