いと。
オレが帰って見たものは、電気もつけていない真っ暗なリビングで、ひとりソファに蹲って眠る愛の姿だった。
「………なにしてんだ?こいつは。」
夕方に様子を見にきた時は確かにベッドに寝ていた。なのに………
無防備すぎるカットソーとショートパンツの部屋着、すらりとした足、今朝よりいくらか血色の良くなった顔。
「………なぁ、オレは健康的な20代前半男子だぞ。分かってんのか。」
小さく呟くけれど返事はない。
「………はぁ、しょうがないヤツ。」
うっかり芽生えてしまいそうになった男の本能を心の奥底にギュッと押し込め、オレは愛を起こすことにした。