いと。
促されるまま女将の車に乗ると、そのまま車は迷いなくどこかへと走り出した。
「どこへ向かうんですか?」
降り続く雪はフロントガラスをあっという間に覆っていく。
「……次の駅行きのバスは一時間以上先だし今日はタクシーも少ない。
雪の視界不良の影響で電車も止まったらしいからこの街から出られるのはまだ先よ。
あの子がひとりで行く場所といえば一つしかない。
めぐちゃん………あぁ、ここではめぐみって名乗っていてね。
私が最初見つけた時、泣き腫らした真っ赤な目でずっと湖を見ていたのよ。」
「……………。」
女将はそのまま、今日までのことを教えてくれた。