指先からはじまるSweet Magic
一度大きく呼吸して、私は顔を上げて圭斗の方に足を踏み出した。
そして、差し伸べられた手に自分の手を重ねる。
そっと触れ合った手を、指を絡めて握り締めた。
黙って圭斗を見上げると、圭斗はとても優しい柔らかい笑みを浮かべていた。
その表情が、私の心に深く広く浸透していく。
正直なところ、この怒涛の急展開に、私はまだついていけていないと思う。
それでも、圭斗の手は相変わらず大きくて温かいから。
この手に身を委ねることに、怖れはない。
一歩踏み締める毎に、心が寄り添って行く、そんな気がする。
エレベーターから降りて、二人で一緒に駐車場に向かう。
しっかりと握り締めた圭斗の手の温もりを感じながら、私はその横顔を仰ぎ見た。
「……圭斗」
呼び掛けると、ん?と短い返事が返って来る。
「これからも……」
そう呟いて、私はその先を飲み込んだ。
「里奈?」
そのまま黙った私に、圭斗が不思議そうに目を瞬かせた。
私は笑みを浮かべて圭斗に小さく首を振って見せる。
「ううん。なんでもない」
「……?」
一度首を傾げながら、圭斗が手に力を込めた。
それを自分の手で感じながら……。
これからも、ずっと。
この手で私に魔法をかけて。
私を、この世でたった一人の圭斗のお姫様にして。
口にするにはちょっと恥ずかしい願いを、握り返した手に込めた。
それが伝わったのか。
圭斗は、私が大好きな穏やかな笑みを向けてくれた。
そして、差し伸べられた手に自分の手を重ねる。
そっと触れ合った手を、指を絡めて握り締めた。
黙って圭斗を見上げると、圭斗はとても優しい柔らかい笑みを浮かべていた。
その表情が、私の心に深く広く浸透していく。
正直なところ、この怒涛の急展開に、私はまだついていけていないと思う。
それでも、圭斗の手は相変わらず大きくて温かいから。
この手に身を委ねることに、怖れはない。
一歩踏み締める毎に、心が寄り添って行く、そんな気がする。
エレベーターから降りて、二人で一緒に駐車場に向かう。
しっかりと握り締めた圭斗の手の温もりを感じながら、私はその横顔を仰ぎ見た。
「……圭斗」
呼び掛けると、ん?と短い返事が返って来る。
「これからも……」
そう呟いて、私はその先を飲み込んだ。
「里奈?」
そのまま黙った私に、圭斗が不思議そうに目を瞬かせた。
私は笑みを浮かべて圭斗に小さく首を振って見せる。
「ううん。なんでもない」
「……?」
一度首を傾げながら、圭斗が手に力を込めた。
それを自分の手で感じながら……。
これからも、ずっと。
この手で私に魔法をかけて。
私を、この世でたった一人の圭斗のお姫様にして。
口にするにはちょっと恥ずかしい願いを、握り返した手に込めた。
それが伝わったのか。
圭斗は、私が大好きな穏やかな笑みを向けてくれた。


