恋に落ちるなら君がいい
ピンポーン。
インターホンを鳴らすと、腫れ上がった私の頬をみて
慧が言葉を失うほど驚いた
あの時の顔を今でも忘れない。
「澪?澪、大丈夫?どうした?何があった?誰にやられた?」
テンパリながらも、手ぬぐいを濡らして、玄関に立ち尽くしてる私の頬に冷たいタオルをあてて
私より
泣きそうな顔をして
ギュッて抱きしめてくれた。
優しい匂い。
「家を出てきちゃった。
高校も辞めちゃった。
私…行く場所がないよ?」
ギュッて力一杯、慧の体に抱きつくと
慧は言ったんだ。
「ここが澪の帰る場所だよ。」って。
「俺が一生、守っていくから心配しないで」って。