チョコレートプリンス*きみだけをずっと*



「尚くん!お願いだからもうやめて!」



あたしは大きな声で尚くんに向かって叫びながら、翔斗をかばうように抱き締めた。



だけど、翔斗はケガをしていない手でそれを思いっきり拒んであたしを突き飛ばした。



「翔斗……」



どうして……あたしだって守られてばっかりじゃ嫌だよ。



なんであたしはこんなにも役立たずなの。



……悔しいよ。



「“アルム レッ……”」



翔斗は尚くんに向かって杖を振ったけど、呪文が途中までしか言えていなかった。



「“アプソルプシオン”」



「あああぁぁあ」



悲痛な叫びを上げながら倒れていく翔斗。



尚くんは翔斗の周りにドーム状のものを作り出して、翔斗は残りの魔力をすべて吸い取られてしまった。



そして翔斗は目を開けることはなかったんだ……。




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