チョコレートプリンス*きみだけをずっと*
尚くんはその言葉に一瞬動揺しているように見えたけど、それでもルイくんには何も返事をしなかった。
それから、あたしは小さく呟き始めた尚くんを逃がさなかった。
「“テレポート”」
尚くんのところに飛びつくように走って、あたしは絶対離さないつもりで彼の腕をぎゅっと掴んだ。
そして尚くんとあたしはみんなを置いたままその場を去ったんだ。
「未桜ちゃん!」
「行っちゃだめー!」
という2人の心配する声を聞きながら。
翔斗、待ってて。あたしのことを守ってくれた分、今回のことはちゃんと決着つけてくるよ。
きっと尚くんはあのことを忘れてるだけだと信じて。
それを伝えるためなら今度はあたしが尚くんと戦うと決めたんだ。