チョコレートプリンス*きみだけをずっと*
「未桜ちゃん、君の役目ももう終わりだよ。
すべては俺の思い通りになったから。
だからさ、最後に翔斗の一番大切なもの……奪ってやる」
尚くんは至近距離であたしに杖を向けた。
だけど、もうあたしはどうなろうと怖くなかった。
だって、魔法を使える人にただの人が勝てるわけないことくらい最初から知ってたから。
「…………。」
「苺子にかけられた防御の魔法で威勢がいいね。でもね、知ってる?今は俺の魔力は翔斗の魔力も吸い取ったから2人分なんだよ?
そんな防御、一瞬で解けるよ。
“リベラルション”」
尚くんの魔法によって防御の覆いは一瞬にしてあたしの周りから消えてしまった。