チョコレートプリンス*きみだけをずっと*
魔法を解かれても、あたしはまっすぐ彼を見つめ続けた。
魔法はあたしにはかけられない弱い立場だけど、心は絶対に尚くんには負けない。
「いいよ、あたしを消したいなら消せばいい。
だってあたしは元の世界には戻れないんでしょ?
ここに来た経緯を話すなと言われて、忘れて話したら激しい頭痛がして
翔斗の足手まといになれって言われて、そうするつもりは決してなかったけど
結果的にはいろんな面で翔斗の足手まといになって、翔斗のことを傷つけてしまった。
そしてあたしが元の世界に戻れなくなったらすべて尚くんの言ったことが現実になる。
でもそうなる前に教えて。
尚くん。
尚くんは翔斗に勝つためにいつもお菓子を作っていたの?」