遠い昔からの物語

なんとか夕飯を終えた。

間宮中尉は食事の前に既に一風呂浴びているというので、わたしは風呂へ行くための支度をして、部屋の外へ出た。

とたんに、ふーっと身体(からだ)中の力が抜けるような息を吐いた。

相当、気詰まりだったらしい。

……こがぁな按配(あんばい)で、ほんまにあの人と夫婦になって一緒に暮らせるんじゃろか。

そう思うと、気が重くなった。

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