八百比丘尼と新選組-800歳の少女-
私が攻め立てようと考えた瞬間だった。




「新選組が来たぞ!!」




先程外へ向かったもう1人の男が戻ってきた。




「なんだって?」




3人とも見事に私から目を離す。




…今だ。




私は大太刀を振りかざし、斜めに全員斬り裂いた。




辺りが血潮に染まる。




…戦中によそ見する奴があるかボケ。




ふと、手が…いや、全身が震えていることに気づく。




…そっか、私…




人、殺したんだ…。




もう後戻り出来ない。




自分の手は汚れてしまったのだ。




私は自分を嘲笑するように、ハッと笑った。




仕方ない。自分が生き残るためにやったことだから。




悔いはないだろう。
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