求めよ、さらば与えられん
私はお日様なんかじゃない。
「愛する人たちに囲まれているから私は笑顔でいられます。 周りが温かいから私も温かく居られるのだと思います」
だから私が望むのは皆が温かく居られる場所を守る事。平和な世界を築きたいなんて大それた事は言わない。せめて、愛する人たちの幸せを願いたい。
神父様にギュッと手を握られた。昔よりも皺が増え、華奢になった手。
「ベアトリーチェ……もう、決めたのかい?」
「……はい。 ここの人たちを守りたいんです。 だから、夜が明ける前にここを経ちます」
「決心を鈍らせる様な事を言うが、マクブレイン国は勝ち取った戦の長の首を容赦なく切り落とす……そういう国だ。 行けば命の保証はないかもしれないよ? それでも行くのかい?」
ロッシ先生はいろんな国を旅してきた人。私なんかよりマクブレイン国の事をよく知ってるだろう。そんな先生がそんな事を言うんだから信憑性は高い。それでも私の心は揺らがない。
「行きます」
ハッキリと告げた。そして、この決断を誰にも言わないでほしい事も……。
神父様は「申し訳ない」と涙を流して下さった。神父様が涙を流す必要なんてないのに……。私は育てて下さった事の感謝の気持ちを伝えた。そして少しの間、昔話に花を咲かせた。
「愛する人たちに囲まれているから私は笑顔でいられます。 周りが温かいから私も温かく居られるのだと思います」
だから私が望むのは皆が温かく居られる場所を守る事。平和な世界を築きたいなんて大それた事は言わない。せめて、愛する人たちの幸せを願いたい。
神父様にギュッと手を握られた。昔よりも皺が増え、華奢になった手。
「ベアトリーチェ……もう、決めたのかい?」
「……はい。 ここの人たちを守りたいんです。 だから、夜が明ける前にここを経ちます」
「決心を鈍らせる様な事を言うが、マクブレイン国は勝ち取った戦の長の首を容赦なく切り落とす……そういう国だ。 行けば命の保証はないかもしれないよ? それでも行くのかい?」
ロッシ先生はいろんな国を旅してきた人。私なんかよりマクブレイン国の事をよく知ってるだろう。そんな先生がそんな事を言うんだから信憑性は高い。それでも私の心は揺らがない。
「行きます」
ハッキリと告げた。そして、この決断を誰にも言わないでほしい事も……。
神父様は「申し訳ない」と涙を流して下さった。神父様が涙を流す必要なんてないのに……。私は育てて下さった事の感謝の気持ちを伝えた。そして少しの間、昔話に花を咲かせた。