クールな御曹司の甘すぎる独占愛
「だからハートが出てうれしかったんです」
ここまできても、明美の唇はまだ強がる。が、声は勢いをなくしてか細くなっていた。
「うん、ありがとうな。俺ももう限界だよ。もう一杯いけと言われたら、正直つらくてギブアップするところだった」
「……無茶しすぎですっ」
「無茶なことをしないと、明美ちゃんに振り向いてもらえないだろ?」
「私、振り向いたんですか?」
この期に及んで聞き返すと、宮内は目の端に笑みをのせて「自覚がないなら、わからせるまで」と腰をかがめる。あっと思うまもなく唇が触れ合った。
明美が驚きに目を見開くと、宮内の手がそっと瞼を閉じさせる。唇を重ねたまま、宮内は「これでもう俺のもの」と甘く囁いた。
番外編END


