俺様外科医と偽装結婚いたします
喧嘩して理解できないと腹を立てて、でも少しずつ彼の内側を知るたびに変わっていったんだ。
早朝。いつもの時間に一階へ降りて、姿を見せたお祖母ちゃんと挨拶を交わす。
力いっぱい玄関の扉を開けて外へと飛び出し、両腕を伸ばしてストレッチしている彼の姿を見つけて笑顔になる。
「環さん、おはようございます!」
見た目よりも筋肉質な身体に横から抱きつくと、環さんが優しく笑いかけながら私の頭を撫でた。
「おはよう、咲良」
彼の隣に並び直すとそれが合図となり、私たちは朝露できらきらと輝く道をのんびり走り出す。
ふたつの時間がゆったりと混ざり合い、私の身体は幸せで満ちていく。
互いの足音すらこんなにも心地いい。
<END>
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高校生の時、私は恋に落ちた。
優しい微笑み、紳士的な物腰、言葉遣い、
ふとした仕草、滲み出る雰囲気。
綺麗な肌に、形の良い唇。
あの時の私には、
彼の全てが眩し過ぎた。
働き出した会社で、
もう会うこともないと思っていたその人と、
私は再会し……
憧れだった王子の中身に唖然とする。
△▼△▼△
この作品は
自作「ひだまりhoney」に登場する
大田原晃と木村美都里のお話です。
「ひだまり~」を読まれていなくても、
本作だけでお楽しみいただけます。
△▼△▼△
13/11/01 start
16/04/06 end
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ロザンナ・エストリーナ。
ブロンドの髪に青い瞳。可愛らしい見た目から、幼少期は天使と呼ばれる。
父親は宰相、十歳の時にアルベルト王子の花嫁候補に選ばれ、
誰もがその人生は輝かしきものになると思っていたが、
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王子の花嫁には選ばれず、生きるか死ぬかの狭間で怯えながら生きる日々。
ロザンナは諦めのため息と共に生涯を終えるが、
……すぐに人生の幕は上がり、彼女は九歳から人生を繰り返すこととなる。
「私、この人生飽きましたわ」
うんざり発言から始まった十回目。
なんだか今回はいつもと違っていて……。
今まで使えなかった光の魔力で両親を救ったら、王子の溺愛っぷりが爆発。
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20/06/20 start
20/07/29 end
24/06/29 SS追加
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ルーリア・バスカイルは出生時に黒精霊から祝福を受けた。それによる魔力の暴走を恐れて伯父が施した小さな世界の中でひっそりと生きてきた。
ある日、“虹の乙女”として既に名を馳せている妹のアメリアと一緒に、王妃の誕生日パーティーに出席することになり、そこでルーリアはカルロスと再会する。
カルロスはルーリアが子どもの頃、黒精霊に襲われているところを助けてくれた男性で、再び会いたいと思っていた相手だった。
しかし、パーティーで魔力が暴走しかけ、黒精霊を呼び寄せてしまう。その場は再びカルロスに助けられたルーリアだったが、それを境に魔力が不安定となってしまう。
ルーリアは生きるために小さな世界を飛び出して、カルロスと縁を結ぶことになるが……。
愛のない結婚のはずだった。けれど、不器用でも温かな想いが確かな絆を深めていく。そんなふたりのお話。
2024/03/15 start
2024/04/02 end
2024/04/06 おまけの小話を追加
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