クローゼットに飛び込んだら、そこはイケメン天国(パラダイス)~これってもしやシンデレラストーリー!?
「カンナ…驚いただろう?」
暗い部屋の中に、ネイサンさんの静かな声が響く。
「はい。とても……」
「そうだろうな。
しかし、どうしてアルバートさんは話されたんだろう?」
「はい、私に話さないでいるってことは、私を一人前の男だと認めないということになるって…」
その言葉に、ネイサンさんがくすりと笑った。
「それは大変だったな。
……どうする?
もうおまえを追ってた奴らも十分に巻いたはずだし…アルバート様に本当のことを話すか?」
「え…?」
迷う……
今更、実は女でした!なんていうのもなんだか恥ずかしいし…
でも、一生、男として暮らすのもなにか大変そうだし…
(……『一生』?)
まだ、自分の置かれてる状況がよくわかってないっていうのに…
やっぱり、私はどうにかなって……死んじゃったのかな?
もう、家族のいるあの世界には戻れないんだろうか?って思ったら、なんだか胸が締め付けられた。
「カンナ…?」
「も、もう少し考えてみます。
少なくとも、今しばらくは私のことで、皆さんのお気持ちを動揺させたくありませんし。」
「……そうだな。
その方が良いかもしれないな。」
「はい……」
暗い部屋の中に、ネイサンさんの静かな声が響く。
「はい。とても……」
「そうだろうな。
しかし、どうしてアルバートさんは話されたんだろう?」
「はい、私に話さないでいるってことは、私を一人前の男だと認めないということになるって…」
その言葉に、ネイサンさんがくすりと笑った。
「それは大変だったな。
……どうする?
もうおまえを追ってた奴らも十分に巻いたはずだし…アルバート様に本当のことを話すか?」
「え…?」
迷う……
今更、実は女でした!なんていうのもなんだか恥ずかしいし…
でも、一生、男として暮らすのもなにか大変そうだし…
(……『一生』?)
まだ、自分の置かれてる状況がよくわかってないっていうのに…
やっぱり、私はどうにかなって……死んじゃったのかな?
もう、家族のいるあの世界には戻れないんだろうか?って思ったら、なんだか胸が締め付けられた。
「カンナ…?」
「も、もう少し考えてみます。
少なくとも、今しばらくは私のことで、皆さんのお気持ちを動揺させたくありませんし。」
「……そうだな。
その方が良いかもしれないな。」
「はい……」