北向き納戸 間借り猫の亡霊 Ⅰ
「じゃあ、シャワー浴びて寝る」
「はい。おやすみなさい」
「あ」
和室を横切る途中で、累がリビングのほうを見る。
「凛乃、朝ごはん、途中だよ」
「えっ」
凛乃は累の背中が廊下に消えるまで、その場に固まっていた。
名前で呼ぶって、てっきり、さん付けされるものだと思ってた。
すっかり見るのを忘れていたカミナリが、遠いどこかで閃いた。
「はい。おやすみなさい」
「あ」
和室を横切る途中で、累がリビングのほうを見る。
「凛乃、朝ごはん、途中だよ」
「えっ」
凛乃は累の背中が廊下に消えるまで、その場に固まっていた。
名前で呼ぶって、てっきり、さん付けされるものだと思ってた。
すっかり見るのを忘れていたカミナリが、遠いどこかで閃いた。