北向き納戸 間借り猫の亡霊 Ⅰ
梅雨が明けてからというもの、日中に外出するなんて正気の沙汰じゃない気温が続いている。ゆうべは夜中まで暑くて、あまり眠れなかった。納戸にエアコンはないし、さすがにドアを全開にして寝るわけにはいかない。
やっぱりできるだけ早くここを出て、狭くても古くてもエアコンのあるプライベートスペースを確保しないと。タイマー機能もないシンプルな扇風機ひとつじゃ、そのうち耐えられなくなる。
「シェアハウスとかも候補に入れるか……」
引っ越しても他人と同居。でも、好きになってはいけない人のそばに、24時間いられてしまう日々は、一旦中断できる。
さっそく賃貸物件検索サイトを探そうとしたけれど、すぐにブラウザを閉じた。
こんなの、夜でいいや。
探す気が湧かないのを暑さのせいにして、凛乃は腰を上げた。仕事場なら、正々堂々とエアコンを浴びていられる。
だらだらと廊下出たところで、累に出くわした。濡れた髪に、ボクサーパンツ1枚の。
やっぱりできるだけ早くここを出て、狭くても古くてもエアコンのあるプライベートスペースを確保しないと。タイマー機能もないシンプルな扇風機ひとつじゃ、そのうち耐えられなくなる。
「シェアハウスとかも候補に入れるか……」
引っ越しても他人と同居。でも、好きになってはいけない人のそばに、24時間いられてしまう日々は、一旦中断できる。
さっそく賃貸物件検索サイトを探そうとしたけれど、すぐにブラウザを閉じた。
こんなの、夜でいいや。
探す気が湧かないのを暑さのせいにして、凛乃は腰を上げた。仕事場なら、正々堂々とエアコンを浴びていられる。
だらだらと廊下出たところで、累に出くわした。濡れた髪に、ボクサーパンツ1枚の。