北向き納戸 間借り猫の亡霊 Ⅰ
「なんか着ろっていうから」
2階から凛乃を見下ろして、累はしれっと答える。
「文字通りですね! この場合は上下の服を身に着けてくださいって意味です!」
また真横を向いて目をそらしながら、凛乃は声を張りあげる。
「わかった」
累が部屋へ入った隙に、凛乃は階段を駆け上がった。でも焼き付いてしまった累の姿がちらついて、2階に到達したとたん、息切れして胸を押さえた。
よっぽど気分転換してるんだな、累さんは。
工場栽培のキノコみたいな生活をしているくせに、全身に筋肉がコンパクトについていた。いつも見ている伸びきったTシャツと裾が擦り切れたジャージから出ている部分だけでは、想像もできない仕上がりだ。
「凛乃」
声をかけられてふりむくと、今度の累はジャージ素材の短パンだけで、上半身は裸だ。
「わざとやってるでしょおおぉ」
2階から凛乃を見下ろして、累はしれっと答える。
「文字通りですね! この場合は上下の服を身に着けてくださいって意味です!」
また真横を向いて目をそらしながら、凛乃は声を張りあげる。
「わかった」
累が部屋へ入った隙に、凛乃は階段を駆け上がった。でも焼き付いてしまった累の姿がちらついて、2階に到達したとたん、息切れして胸を押さえた。
よっぽど気分転換してるんだな、累さんは。
工場栽培のキノコみたいな生活をしているくせに、全身に筋肉がコンパクトについていた。いつも見ている伸びきったTシャツと裾が擦り切れたジャージから出ている部分だけでは、想像もできない仕上がりだ。
「凛乃」
声をかけられてふりむくと、今度の累はジャージ素材の短パンだけで、上半身は裸だ。
「わざとやってるでしょおおぉ」