北向き納戸 間借り猫の亡霊 Ⅰ
「しんどそうな顔してる。もっと寝てて」
「いえ、もう大丈夫です」
ベッド近くに引き寄せていたデスクライトを本来の位置に戻し、スイッチをオンにする。ライトをパソコン側に向けていても、凛乃の熱っぽく潤んだ瞳が光を受けて照らしだされた。
「充分寝させてもらいました。もう夜みたいですけど、何時ですか? ごはん、まだですよね」
「食べてきた」
「そう、ですか」
半信半疑の凛乃にコンビニエンスストアのビニール袋を突き出す。
「凛乃にはお粥と飲むゼリーと栄養ドリンク、買ってきた。ほぼ一日絶食したんだから、こういうのがいいと思う。腹になにか入れれば薬も飲めるし」
「……すみません。いただきます」
「どれにする?」
袋ごと凛乃に渡し、ベッドわきにピタリと寄せておいたミニ冷蔵庫を開ける。
「お茶も水もここにあるから。あと濡れタオル。解熱剤はここ」
「いえ、もう大丈夫です」
ベッド近くに引き寄せていたデスクライトを本来の位置に戻し、スイッチをオンにする。ライトをパソコン側に向けていても、凛乃の熱っぽく潤んだ瞳が光を受けて照らしだされた。
「充分寝させてもらいました。もう夜みたいですけど、何時ですか? ごはん、まだですよね」
「食べてきた」
「そう、ですか」
半信半疑の凛乃にコンビニエンスストアのビニール袋を突き出す。
「凛乃にはお粥と飲むゼリーと栄養ドリンク、買ってきた。ほぼ一日絶食したんだから、こういうのがいいと思う。腹になにか入れれば薬も飲めるし」
「……すみません。いただきます」
「どれにする?」
袋ごと凛乃に渡し、ベッドわきにピタリと寄せておいたミニ冷蔵庫を開ける。
「お茶も水もここにあるから。あと濡れタオル。解熱剤はここ」