北向き納戸 間借り猫の亡霊 Ⅰ
焼きあがったトーストとマグカップを持って、累の向かいに座る。累の手元のトーストは、まだ半分以上残っていた。
「いただきます」
手を合わせてトーストをかじる凛乃を、累がじっと見る。
「?」
「佐佑が、今日の仕事帰りも来そうな気がする」
「ゴミ捨て以外になにか用事があるんですか?」
「そもそも家政婦雇えってゴリ押ししてきたのもあいつだし、最初は自分が面接するって息巻いてた」
「え、それは……」
いまさら二次面接は勘弁してほしい。
「来るなって一応伝えておくけど、あいつ、どうせ聞かないから、いままでどおり家の外のことは佐佑にやらせておく」
「外のこと?」
「いただきます」
手を合わせてトーストをかじる凛乃を、累がじっと見る。
「?」
「佐佑が、今日の仕事帰りも来そうな気がする」
「ゴミ捨て以外になにか用事があるんですか?」
「そもそも家政婦雇えってゴリ押ししてきたのもあいつだし、最初は自分が面接するって息巻いてた」
「え、それは……」
いまさら二次面接は勘弁してほしい。
「来るなって一応伝えておくけど、あいつ、どうせ聞かないから、いままでどおり家の外のことは佐佑にやらせておく」
「外のこと?」