ライオン王子に飼われたネコさん。
昨日一緒に食べる約束を守れなかった。今日の朝イタリアに行く怜音はもう一緒には食べられない。
イタリアに行く前に顔を見ておこうと客室を開けるが無人だった。
玄関に行ってみれば靴はなく、何故かカードキーが置いてある。
それはもちろん怜音のものではなく真白のものなのだが、彼女はこれまで一度たりともカードキーを置いて帰ったことはないので思わず眉を顰めてしまう。
開けっぱなしにしていた寝室からアラームが聞こえ、止めに行く。
ピピッ、ピピッ。普段なら気にもしないその音が目覚まし時計の音というよりもアラームという本来の意味、警告という意味で聞こえるのは何故か。
目覚ましを止めた瞬間、思い出す。
『じゃあ私は行くけど、一応目覚ましかけてるから』
今日は土曜日。朝の六時。
仕事は休みのはずだが、イタリアに行くことを知っている彼女はアラームが鳴る前に起こすだろう。
朝ごはんも用意されていた。
ケーキもあった。
『最近忙しそうだったから体にはくれぐれも気をつけて』
まるで長期間離れる時に言うような言葉と瞼の感触。
一つも食べられないケーキは二つも残されているのにそれを食べるはずの真白がいない。
夢ではなかった。
ハッとして電話を掛けた。
イタリアに行く前に顔を見ておこうと客室を開けるが無人だった。
玄関に行ってみれば靴はなく、何故かカードキーが置いてある。
それはもちろん怜音のものではなく真白のものなのだが、彼女はこれまで一度たりともカードキーを置いて帰ったことはないので思わず眉を顰めてしまう。
開けっぱなしにしていた寝室からアラームが聞こえ、止めに行く。
ピピッ、ピピッ。普段なら気にもしないその音が目覚まし時計の音というよりもアラームという本来の意味、警告という意味で聞こえるのは何故か。
目覚ましを止めた瞬間、思い出す。
『じゃあ私は行くけど、一応目覚ましかけてるから』
今日は土曜日。朝の六時。
仕事は休みのはずだが、イタリアに行くことを知っている彼女はアラームが鳴る前に起こすだろう。
朝ごはんも用意されていた。
ケーキもあった。
『最近忙しそうだったから体にはくれぐれも気をつけて』
まるで長期間離れる時に言うような言葉と瞼の感触。
一つも食べられないケーキは二つも残されているのにそれを食べるはずの真白がいない。
夢ではなかった。
ハッとして電話を掛けた。