癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
ロエルの大きな手が、優しくソフィアの頬に触れた。ソフィアの身体はピクッと反応した。分かっていても勝手に身体が強張る。

「怖い?」

と、ロエルが聞いた。

「怖くないわ。大丈夫。」

と、ソフィアが恥じらいながら答えた。

すると、ロエルは、安心したように少し微笑んでから、ソフィアにそっと口づけをした。優しく触れた唇が、徐々に熱を帯び、ゆっくりと深く激しくなっていった。ロエルの唇はソフィアの首筋から鎖骨へと徐々に移動していった。そして、ロエルの指は、ソフィアの寝着を脱がせ始めた。ソフィアの鼓動が加速していく。

「あっ。待って。」

と、ソフィアの唇から声が漏れる。
しかし、ロエルは、

「今夜は、やめないと言っただろう?」

と言って、やめる気配はない。

「あっ」

ソフィアが吐息混じりの声を出した。ソフィアの露わになった胸にロエルの唇が移動したその時、

コンコンコン

と、扉がノックされた。

「んっ?」

と言って、ロエルが顔を上げ固まった。

コンコンコン

再び、ドアをノックする音が。

「嘘だろ~。誰だ、また邪魔するのは!」

と言ったロエルと、ソフィアの視線がぶつかった。
二人は顔を見合わせると、同時にぷっと吹き出した。



fin

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