メール婚~拝啓旦那様 私は今日も元気です~

『拝啓旦那様
冬の陽射しが柔らかく差し込むリビングからメールしています。この家はスゴイですね!日向にいるとポカポカで、昼間は暖房なしで過ごせます。今もホットミルクを飲みながら、穏やかな気持ちでこのメールを書いています。
あなたと暮らし始めて四ヶ月が経ちますが、最後にもう一度だけと思ってメールを送ります。こうして、あなたに何通のメールを出したことでしょう。今思えば、あなたのことを想いながら書くメールはずっとラブレターのようなものでした。一緒に暮らす日々は楽しく温かい毎日ですが、あのメールを書き続けた日々も私にはかけがえのないものです。あなたと出会ったからこそ得れた幸せです。本当にありがとうございました。
今このメールを読みながら、あなたは一体なぜメールがきたんだろうと考えているはずです。ドキドキしてますか?フフフ。
実は、今日不二子ちゃんと病院に行き、お腹に赤ちゃんが来てくれたことがわかりました。これからは家族三人で幸せを紡いでいけたらいいですね。今日はポトフを作って待っていますので、早く帰ってきてくださいね。末筆ながら、赤ちゃんも私も元気いっぱいです。灯里』




**おしまい**



< 106 / 106 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:233

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
世の中全ての人に問いたい。 別れたオトコに再会した時、ダメージが大きいのはどっち? A・嫌そうな顔でチッと舌打ちされる。 B・相手が自分のことを全く覚えていない。 「Aかな」 「えー、Bじゃない?」 などと揉めている人たちに声を大にして言いたい。 圧倒的にBです。間違いありません。 シングルマザー 小林祥 × 再び現れた男 田中健斗 再会は甘い恋のはじまり…… とはかぎりません! ************ まぐまぐ!さま  ダレゾさま  南 風佳さま  チャマさま レビューありがとうございました♡  
表紙を見る 表紙を閉じる
商品が並ぶ棚の向こうでは、職人が作業をしている。 背中を丸め、黙々と商品を作っている彼は、フワフワというかもじゃもじゃの髪に丸い眼鏡。 ほっそりとした体は、『ちゃんと食べてるの?』と聞きたいくらい薄かった。 革職人 ケイ × 料理人 小春 不器用な二人の恋のお話。
堅物な和菓子王子は一途に愛を貫く

総文字数/84,169

恋愛(純愛)107ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
松野彩芽 『くらき百貨店』秘書 兼 甘味処『まつの』の看板娘 × タロウ 『まつの』に現れた謎の弟子志願者 「必ず迎えに行くから待っててほしい。少し時間がかかるかもしれないが、俺のことを信じて」 「待ってる…。待ってるから」 全く連絡がない人を待つというのは簡単そうでなかなか辛い。 『ずっと待ってる』と約束をしたけど、それを守っているのは彩芽だけ? 「教えて下さい。タロちゃんは一体何者なんですか?」 京都を舞台に切ない恋が始まる…

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop