離婚を申し出た政略妻は、キャリア官僚の独占愛に甘く溶かされそうです
淫らなキスの音を響かせつつ、彼の手がウエストをなぞりながらニットをたくし上げる。
ドキドキしながらギュッと目を閉じていたら、彼がそっとブラのレースに触れて呟く。
「いつもよりセクシーな下着だ」
そういえば、今日は雨音さんと一緒に選んだ勝負下着を身に着けているんだった……!
立てこもりの一件ですっかり下着のことなんて忘れていたから、今さら頬が熱くなる。
「へ、変ですか?」
「まさか。かわいいし、嬉しい。だって、俺を喜ばせるためでしょ?」
「その……まぁ、一応」
甘い笑みを浮かべた彼に聞かれて、ますます羞恥に襲われる。
思わず両手で顔を覆ったら、「隠しちゃダメ」と真紘さんに手をどかされ、そのままシーツに縫い付けられた。
「佳乃の表情全部を目に焼きつけたいんだ。恥ずかしがる顔も、キスに蕩ける顔も……いやらしく乱れる顔も。佳乃が日本に帰った後は、またそれを糧にして頑張るから」
「真紘さん……」
そうだ。この幸せは、ほんの数日。休暇が終わってしまえば、また離ればなれの生活だ。