再愛婚~別れを告げた御曹司に見つかって、ママも息子も溺愛されています~
「へぇ……すっげぇ」

 携帯で公式サイトを幹太に見せると、彼は目を輝かせた。

「美味しそうなお店もたくさんあるし、アミューズメント施設もあるんだって」
「面白そう!」
「でしょ? それに、ほら。幹太が気に入っている戦隊モノの限定ショップもあるみたい」
「行く!!」

 スクッと元気よく飛び上がった幹太を見て、真綾も大きく頷く。

「幹太の服を見たいし、早速行こうか」
「えー? 服なんていい。ヒーロー戦隊ショップ行くぞー!」

 すっかり行く気になったのはいいが、こんな状態では服を大人しく選んではくれなさそうだ。

「ヒーロー戦隊ショップに行きたかったら、まずは服を買ってからね」
「ちぇー」
「ちぇー、じゃないの。ほら、準備しよう」

 幹太も嬉しそうだが、実は真綾もウキウキし始めていた。
 新しく出来たばかりのショッピングモールだ。日本を離れていた真綾は一度も行ったことがない。
 
 どんなショップが入っているのかな、とゆっくりと探索したいところだが、恐らく幹太に付き合って一日が終わってしまいそう。
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