魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました
 どうもノインは私に対して失礼なのではなく、アベルにも常日頃から突っかかるような態度を取っているらしい。

 アベルが気にせず対応しているのは、兄だからなのか、慣れなのか。

「で、感謝しろとでも?」

「ついでに彼女の面倒を見てくれないか」

「えっ?」

 つい声をあげると、ふたりが同時に私を見た。

「おい、張本人も初耳じゃないか。どういうつもりなんだ」

「城に部屋を用意してもいいんだが、俺が女性を連れてきたとなると、いろいろとうるさくなりそうだろう? 錬金術師だし、お前のもとが一番いいんじゃないかと……」

「ありがたいけど、自分で宿くらい取れるから大丈夫だよ?」

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