魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました
 言葉はきつくても、アベルの心配を感じ取って気まずくなっているように見えた。

 失礼で嫌な人だと思っていたけど、意外と人間味のある人だったりして。兄の押しには弱い弟なんて、微笑ましいじゃない?

「僕の手伝いをさせられるほどの錬金術師なんているものか。実力も素性もわからない人間を、養う余裕なんかないからな」

「だったら、実力を見ればいいだろう? ──リネット、あのポーションは君が作ったものだと言っていたな。素材があればこの場でも作れるか?」

 思いがけない展開に、ぎょっと足を引く。

< 129 / 466 >

この作品をシェア

pagetop