魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました
 無理にここで面倒を見てもらわなくても構わない、という気持ちと、アベルから聞いた優秀な錬金術師であるノインへの興味と、いろいろなことを考えて頭を抱えた。

「できる……けど……。本当に大したものじゃないんだよ」

「謙遜するな。お前のポーションはエリクサーにも匹敵するものだ」

「へえ?」

 あああと声が出そうになる。

 アベルが褒め殺すせいで、私を見るノインの眼差しが変わった。

 すごいな、なんていう好意的なものじゃない。

 ここまでアベルに言わせるんだから、よっぽどのものなんだろうな? という嫌味っぽい圧力を、ひしひしと肌に感じる。

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