魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました
 おかげで雑音が交ざらず、今までで一番気持ちよく錬成を終える。

「できたよ」

 事前に用意してあった容器にポーションを移した。

 それがきっかけになったのか、口を閉ざしていたふたりが反応を見せる。

「リネットは歌がうまいんだな。歌うとなにか変わるのか?」

 アベルに質問され、うなずく。

「音が足りない時に付け足すの。そうするといい感じになるから……。これ、ちょっと説明が難しいね」

 同じ錬金術師のノインならわかるだろうかと、そちらに目を向けるも、彼は私が作ったポーションをまじまじと観察していた。

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