再会は甘い恋のはじまり…とはかぎりません!(おまけ追加しました)

ホテルだけじゃなく、旅行会社、レストランなど片っ端からエントリーシートを出していく。

ホテルに勤務したい気持ちはもちろんあるけれど、そんなことを言ってる状況ではなかった。

焦る気持ちを抱えながらも、祥はとにかく今できることをがんばるしかない。

いよいよ、泉ホテルの面接の日が翌日に迫った。

祥が受けてきたホテルの中で、泉ホテルがもっとも難しい。しかも、これがホテルの中では最後の面接になる。

今までの経験から考えても、泉ホテルに就職できる希望は無いに等しかった。

祥は再び北野の神様の元を訪れた。

どうか、どうか泉ホテルに受かりますように。
お守りに祈りを込める。

前に来たときは、健斗の合格を祈ったのに…
一体どうしてこんなことになったのか。

徐々に連絡が取れなくなっていったのは、健斗が自然消滅を狙ったから?

『健ちゃん、ランチの用意できたよ』という女の子の声を思い出す。

祥の目には涙が浮かんだ。

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